ポケモンカードの超希少プロモ「ミズゴロウ(Mudkip)」のPSA10が、2026年9月25日にFanatics Collectのオークションで372万ドルで落札されました。
今回落札されたのは、2015年に開催された「Pokémon Art Academy Competition」の受賞作品をカード化した日本語版プロモです。
Fanatics Collectの商品説明によると、このミズゴロウは受賞者へ100枚が提供されたカードで、PSA10はわずか2枚。今回のオークションでは61件の入札があり、バイヤーズプレミアム込み372万ドルで取引が成立しました。
本記事では、今回の落札結果とカードの希少性、過去の取引との違い、高額ポケモンカード市場を見る際の注意点を整理します。
Art AcademyミズゴロウPSA10が372万ドルで落札
Fanatics Collectの「September Premier Auction」に出品されたArt Academy版ミズゴロウが、2026年9月25日に372万ドルで落札されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カード | ミズゴロウ(Mudkip) |
| カード番号 | XY-P |
| 発行 | 2015年 |
| カード | Pokémon Art Academy Competition プロモ |
| 鑑定 | PSA 10 GEM MINT |
| 落札日 | 2026年9月25日 |
| 落札額 | 3,720,000ドル(バイヤーズプレミアム込み) |
| 入札数 | 61件 |
| オークション | Fanatics Collect September Premier Auction |
Art Academyミズゴロウとは?
今回のカードは、通常のポケモンカード商品から排出されたカードではありません。
2015年に日本で開催された「Pokémon Art Academy Competition」で選ばれた10作品のひとつで、落合大輔氏が描いたミズゴロウのイラストが使用されています。
Fanatics Collectによると、コンテストの各受賞者には自身の作品をカード化したプロモーションカードが100枚提供されました。
一般的なブースターパックや市販商品から入手できるカードではないことが、非常に高い希少性につながっています。
PSA10はわずか2枚
さらに今回の個体はPSAの最高評価となる「GEM MINT 10」です。
Fanatics Collectの商品情報では、このカードでPSAへ提出された個体は2枚で、その2枚はいずれもPSA10を取得しているとされています。
つまり今回の落札結果は、一般的なミズゴロウのカードや通常のPSA10カードではなく、極端に流通量が少ないコンテストプロモの最高グレード個体に対する価格です。
2024年には同カードPSA10が42,000ドルで落札
Fanatics Collectでは、2024年11月22日にもArt Academy版ミズゴロウのPSA10が取引されています。
当時の落札額は42,000ドルで、42件の入札がありました。
| 落札日 | グレード | 落札額 |
|---|---|---|
| 2024年11月22日 | PSA10 | 42,000ドル |
| 2026年9月25日 | PSA10 | 3,720,000ドル |
単純に金額を比較すると非常に大きな差があります。
ただし、公開情報だけでは2024年に取引された個体と今回の個体が同一であることまでは確認できません。
そのため、「1枚のカードが約2年で約89倍になった」と断定するのではなく、同じカード・同じPSA10グレードで確認された過去の公開落札例との比較として見る必要があります。
Fanatics CollectのEye Appealでは上位5%評価
今回の個体には、Fanatics Collect独自の「Eye Appeal」で同グレードの中でも上位5%に位置するとする評価も表示されています。
PSA10というグレードだけでなく、個体そのものの視覚的な品質もオークション上で評価されていたことになります。
ただし、Eye AppealはPSAの鑑定グレードそのものではありません。PSA10とFanatics Collectの追加評価は分けて考える必要があります。
高額ポケモンカード市場で大型取引が相次ぐ
2026年は、ヴィンテージカードや配布枚数の少ないプロモカード、最高グレードの鑑定カードで非常に高額な取引が相次いでいます。
特に市場にほとんど出てこないカードでは、通常のカード相場とは異なり、オークションへ参加するコレクターの人数や個体の状態によって落札額が大きく変化する場合があります。
今回の372万ドルという落札結果も、Art Academyプロモの希少性とPSA10という条件が重なった特殊な取引として見る必要があります。
通常のミズゴロウやポケカ全体の相場とは分けて考える
今回の落札を理由に、ミズゴロウのカード全体や現在発売されているポケモンカードの価格が同様に上昇すると判断することはできません。
Art Academy版は一般販売されたカードではなく、コンテスト受賞者へ配布された特殊なプロモーションカードです。
カードの発行背景、流通枚数、グレード、過去の取引数が通常カードとは大きく異なるため、現在の拡張パックや一般的なプロモカードの相場とは切り分けて考えましょう。
超高額カードは「出品価格」より成約結果を確認
希少カードでは、フリマアプリやオークションサイトで非常に高い出品価格が設定されることがあります。
しかし、出品価格は実際にその価格で取引されたことを意味しません。
今回の372万ドルについては、Fanatics Collectの公式オークションページで「Sold」と表示され、バイヤーズプレミアム込みの落札額として確認できます。
高額カードの相場を確認する際は、出品価格だけでなく、実際に成立したオークション結果や鑑定情報まで確認することが重要です。
まとめ
- Art Academy版ミズゴロウPSA10がFanatics Collectで落札
- 落札日は2026年9月25日
- 落札額は3,720,000ドル(バイヤーズプレミアム込み)
- 入札数は61件
- 2015年Pokémon Art Academy Competitionの受賞作品
- Fanatics Collectによると受賞者には100枚が提供された
- PSA10は2枚とされている
- 2024年11月には同カードPSA10が42,000ドルで落札された記録あり
- 過去の個体と今回の個体が同一かは公開情報だけでは確認できない
- 通常のポケカ市場とは分けて考える必要がある
Art Academy版ミズゴロウは、一般販売されたカードとは大きく異なる背景を持つ超希少プロモです。
今回の372万ドルという落札結果は、高グレードかつ流通量が極端に少ないポケモンカードに対する世界的なコレクター需要を示す非常に大きな取引事例です。
一方、この結果を現在流通しているポケモンカード全体の高騰材料としてそのまま当てはめることはできません。今後も超希少プロモやヴィンテージカードについては、実際の成約価格を個別に追っていく必要があります。
情報源
- Fanatics Collect「2015 Pokemon Japanese XY Promo Art Academy Daisuke Ochiai Mudkip #XY-P PSA 10 GEM MINT」September Premier Auction(2026年9月25日落札)
- Fanatics Collect「2015 Pokemon Japanese XY Promo Art Academy Daisuke Ochiai Mudkip #XY-P PSA 10」(2024年11月22日落札)

